2014年6月30日月曜日

Google I/O と女性たち #io14 そして Made With Code

2010 年に Google に入社して Developer Relations の仕事を始めて驚いたのが、この業界のあまりの女性の少なさ。そこで女性オンリーのコードラボやハッカソン、GTUG Girls というコミュニティなど、女性がもっと学び合い、交流できる場を作ってきました。

その後、女性をもっとテクノロジー業界にというムーブメントがどんどん増えていき、昨年 Women TechMaker という活動が始まって Google I/O 2013 では "7 Techmakers and a Microphone" というセッションが行われました。

今年は Women TechMaker の活動は更に増えています :D

1) 女性参加者が 8% から 20% へ

Girl Develop It, Women Who Code, Pyladies, Hackbright AcademyAnita Borg Institute といった様々な女性テクノロジーコミュニティと協力して、女性を招待し、女性参加者を増やすための活動を行いました。また、女性向けの Google CodeJam to I/O for Women というプログラミングコンテストを女性専用に開催し、上位 100 人を Google I/O に招待しました。

2) 開催前日に Women TechMaker Dinner を開催

よくある話が「ぼっち問題」で、独りでカンファレンスに行くと話す相手がいなくて寂しい。特にまだ 80% が男性というカンファレンスで、女性が寂しい思いをするというのはよくあること。そこで、女性の Google I/O 参加者の皆さんを Google I/O の前日のディナーに招待し、コミュニケーションを図る場を作ることで、当日は知り合いがたくさんいるようにしました。合計 800 人の女性がこのディナーに参加しました。もちろんひとつのレストランには入りきれないので、5個のレストランに分散しました。私もひとつのレストランのスタッフをしていました :)

201406 Google I/O

3) Women TechMaker session

女性たちからよく聞くのが、ロールモデルがなかなかいない。Marissa Mayer や Sheryl Sandberg など、テクノロジー業界で活躍する女性達がいないわけではないのですが、非常に少ないのが現実です。そこで去年の 7 Techmakers and a Microphone に引き続き、今年もセッションを行いました。テーマはロボット。

Nest の Vice President of Technology を務める Yoky、Google[x] で自動運転車のシステムエンジニアを務める Jamie、そして Google[x] でハードウェアエンジニアを務める Gabriella の3人が登壇。Gabriella が話していた Unreasonable Sea についてはこのブログでも去年取り上げていました。Jamie は実は前夜のディナーで一緒だったのですが、彼女は Google 入社前は NASA の Jet Propulsion Laboratory で火星の探査を行う Mars Science Laboratory mission の rover mobility mechanical team のリーダーとして活躍していました。かっこよすぎる。。。



セッション概要はこちら:
Robotics in a new world - Presented by Women Techmakers

What should you do when your robot gets a flat tire on Mars? What if you needed to create a robot to save the environment, or a life? Learn from innovative leaders in robotics who have engineered otherworldly solutions.

201406 Google I/O

動画も公開されているのでぜひ御覧ください。



4) Birds of a Feather

今年はコミュニティラウンジで Birds of a Feather を行っていまして、日本ミートアップやアフリカミートアップのような地域別の BOF、 Makers ミートアップやロボットミートアップのようなテーマ別の BOF など様々な BOF が開催されました。そしてもちろん女性 BOF も開催。みんなで床に車座になってどんな問題があるのか、どんな工夫をしているのかなど一時間半ぐらいに渡って語り合いました。

201406 Google I/O

Google[x] VP の Megan Smith (一番左)も一緒に床に座ってディスカッションに参加。

201406 Google I/O

こうした様々な活動の結果として、テクノロジー業界の女性たちが知り合い、仲良くなり、協力し合い、世界中で力を発揮していければと思います。

ちなみに今年も無料の託児所を準備していました。「子供が産まれるとイベントに参加しにくくなる」。。。という方も多い中、託児所があることで参加しやすくなった方が多ければ幸いです。

また、女性でプログラミングを学びたいという方向けに、CodeSchool の 3 ヶ月分の授業料を Google が肩代わりするというプログラムも行っています。

https://www.codeschool.com/google

最後に Made with Code という I/O 前にローンチしたプロジェクトを紹介しておきます。

https://www.madewithcode.com/

「あなたが好きなあれこれは実はコードでできているんだよ」








そして、たくさんの女性たちがそれらの活動を牽引しています。そんな素敵な女性たちの動画をご紹介。








あと、これも I/O とは関係ありませんが、女性に対するこのイメージは変えていかないと。


Disclaimer このブログは山崎富美の個人的なものです。ここで述べられていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。