2012年6月5日火曜日

New York Times のライス国連大使との Google+ Hangout On Air 録画を見てみた

ちょっと前の話題ですが:New York Times が Google+ Hangout On Air を使い始めました。放送は既に終了しており、動画が公開されています。



米国国連大使の Susan Riceさん、New York Times のコラムニスト Nicholas Kristof さんと、New York Times の読者たちがグローバルな問題について語り合うという企画。

「以前は皆さんのことを"読者"と呼んでいました。今、皆さんは視聴者でもあるし、色々な意味で "New York Times ファミリーの一員である"と言えると思います。そんな皆さんとグローバルな問題について、共にディスカッションをしていきたいと思います。」と Nicholas さん。

面白いなと思ったことを 3 つ挙げるとすれば:

1) 人選のバラエティ

ジェームズさんは、米軍のキャプテン(日本語だと大尉かな?)で、アフガニスタンからの参加。フロリダのマイアミから参加している女子高校生のマリアさん、NY在住の弁護士で二人のお子さんがいるキャサリンさん、国際ビジネスを勉強している大学生のジョシュアさん、物理学者のマイケルさん。。。と実にバラエティに富んだ出演者。

2) 質問者達が、自分自身に関係のある質問を投げかけていく。(ニュースの記者がちゃんと勉強しない・人ごとだと思ってインタビューの質問をする人がいるという話題がよくあがりますが、この形式だとそれはない。)

アフガニスタンにいる戦士のジェームズさんの質問は、アフガニスタンでのガバナンスの話。高校生のマリアさんはキューバが故郷なのでキューバとアメリカの質問、そして若者がもっと外交に関心をもつにはどうしたらよいかという質問。キャサリンさんは自分が中国系アメリカ人、だんなさんがフィリピン系アメリカ人なのだが、中国が軍事力強化をするに伴いアメリカは中国と周辺国家に対してどう対応していくのかという質問、などなど。

3) コラムニストが実にうまくモデレーションをしている。一般の方が大使と直接対話をするだけだと、多分大使のペースになってしまう。今回も最初の方で、質問をすると大使が長々と回答していたりしたのだけれど、そこを Nicholas がうまく遮って追加質問をして次の論点を引き出したりしている。一般の方だけだと、最初の質問への大使の回答を延々と聞いてしまいそうなところだけど、さすがプロ。

ライス大使の話の内容も面白いです。質問に対して、背景情報、なぜそうするのかもわかってもらいたいと思って懇切丁寧に解説しています。

以前オバマ大統領が国民が直接話せる Hangout 企画をやっていたのをブログで紹介したのですが、ホワイトハウスはその後も Hangout On Air を続けているようです。例えば中小企業のオーナー達と Administrator Karen Mills の Hangout On Air 企画とか。

他のマスメディアも活用し始めていて、ホワイトハウスの中から ABC News が Hangout On Air でディスカッションしたりとか。ロイターも最新ニュースについて Hangout On Air でディスカッションをしたりとか、様々な使われ方をし始めているようです。

Disclaimer このブログは山崎富美の個人的なものです。ここで述べられていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。