2012年6月19日火曜日

Big Tent Sendai

これまで、Big Tent Hague や London、Big Tent Mountain View その1その2Big Tent Moscow などの紹介をしてきましたが、それぞれ特徴があってすごく面白かった :D

で、これらの講演の中でインターネットが humanity にとって活躍した事例として非常によく言及されているのが、東日本大震災でのインターネットの使われ方。ハーグでの基調講演でも、ロンドンでの基調講演でも、語られました。人を探したい。寄付をしたい。様々なシーンで、インターネットが使われました。

もちろんインターネットは万能ではありません。できたこともできなかったこともある。日本の災害だけでインターネットが活用されているわけではなく、日本ではできなかったことでも海外でできたような事例もあります。もちろんその逆も。海外での経験が積み重なった結果、日本でうまくいったということもあります。

ハイチでは、SMS を使って、災害後に離散した人達のコミュニケーションをクラウドソーシングでつなぎました。ニュージーランドでは、学生たちが SNS を使って「ボランティア軍団」を組織。そして世界中のオンラインボランティアコミュニティが crisis mapping などをしています。

世界中の様々な事例を、「自然災害と IT 活用に関する国際会議」という形で語り合い、学び合い、今後に備える。7月2日に、ウェスティンホテル仙台で、まさにそんな会議が 7 月 2 日に開催されることになりました。参加無料で日英同時通訳あり、とのこと。

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ブログ記事(日本語)「自然災害と IT 活用に関する国際会議」を仙台で開催します
ブログ記事(英語)Hosting a ‘Big Tent’ in Sendai, Japan on the role of technology when disaster strikes


国連事務総長特別代表のマルガレータ・ワルストロムさん、国際赤十字・赤新月社同盟のウィル・ロジャースさん、Twitter日本法人代表の近藤正晃ジェームスさん、クライストチャーチ・スチューデント・アーミー創設者のサム・ジョンソンさんなど、国内外の有識者の方が集まり、災害時のソーシャルメディア活用法や、IT を活用した被災地における支援の計画と管理安否情報へのアクセス等をテーマに、基調講演、パネルディスカッション、技術デモンストレーションが行われます。

いくつかのパネルの内容を抜粋してみました。

パネル「被災地で求められる情報とは何か
被災した現地の人々にとって、「どこに避難すればいいか」「水や食料はどこで手に入るのか」「どこまでが被災地なのか」といった情報は非常に緊急性の高いものです。そのような情報を、被災者はいったいどこから入手しているのでしょうか? そして、時間とともに変わっていく情報ニーズに、どのように応えていくことができるでしょうか? 本セッションでは、専門チームによる災害時に検索された大量のキーワードデータの解析結果に基づき、どのような情報がいつ、どこで、どのように必要となるのかを考察します。さらに、過去の災害の経験も踏まえ、これらの情報がどのように活用されるべきか考察します。

パネル「ネットからリアルへ:救助・救援・復興まで、被災地における支援の計画と管理
災害時に活用できる技術を構築することと、災害時にその技術を現場で効果的に活用できるようにすることはまったく異なるふたつの課題です。最善のシナリオは、事前にニーズを予測し、リソースを配分することですが、現実的には状況の変化に伴い時々刻々と変わり続けるニーズへ対応し続けることは大きなチャレンジです。本セッションでは、災害救援チームが物資配給用のトラックの手配や、ボランティアの組織化、さらに地域ごとにターゲットを絞った救援計画の立案、被害状況の調査、世界への周知活動のために、どのように IT プラットフォームを活用しているかを実例を交えて紹介します。

パネル「災害時のソーシャルメディア活用法について考える
ソーシャルメディアを使ったリアルタイムでの情報のやりとりが急増する中、政府機関や企業においても、これらのツールを活用する動きが活発化しています。このようなソーシャルツールを通常から導入しフォロワーを獲得しておけば、災害時に多くの人々に直接、迅速に情報を発信することができます。それだけのフォロワーを獲得するためには、信頼できる情報源として活用してくれるように、ソーシャルツールを通じた定期的な発信を続けることが肝要です。特に、災害時にはソーシャルメディア自体が重要な情報プラットフォームとなり、上手に活用すれば有益な情報とそれを必要とする人々を効果的に結びつけることができます。その一方で、混乱した状況のなかでは間違った情報が一人歩きするといったリスクも指摘されており、メリットとデメリットの間でどのようにバランスを取ればいいのかを考えます。

パネル「災害のアーカイブデータを活用する
人類が経験した災害から収集される様々なデータには、今後の有効な緊急救助・救援対応の改善につながる無数の発見が隠されているだけでなく、そのプロセスを観察、評価することで、今後の救助・救援活動の効率を高めることができます。このセッションでは、災害の現場を写しとった衛星・航空写真をはじめとする、様々な画像データやウェブ上の多様な情報、記録文書や動画データ等を最大限活用可能な形で保管するための方法をはじめ、これらのデータを将来どう具体的に活用できるのか、そして、それに誰がアクセスできるようにするかについて考察します。

パネル「政府の情報を人命救助に役立てる:データへの自由なアクセスと情報共有
緊急時にインターネットがその力を発揮できるかどうかは、企業と政府の双方がどのようにして情報共有手段を改善できるかにかかっています。例えば、不統一な規格は協力と対応を遅らせ、さらに、面倒なライセンス規定や閉鎖的なフォーマットは、災害救助・救援の対応要員や現地の人々による情報へのアクセスを困難にします逆にスピーディでオープンなアクセスが可能になれば、ユーザーの情報共有能力が高まり、より迅速な救助・救援活動を支援することができるようになります。特殊で互換性のないフォーマットを使用した政府ウェブサイトの情報をオープンな規格に置き換えるのは重要なことであり、災害が起きる前の対応が肝要です。専門知識を持たない一般の人々が緊急時に必要な情報に容易にアクセスでき、かつ効果的に情報を共有できる方法について、先進事例を交えながらご紹介します。

参加登録はこちらから

日時:2012 年 7 月 2 日 
場所:ウェスティンホテル仙台 
〒980-0811 宮城県仙台市 青葉区一番町 1-9-1 
参加費:無料
※日英同時通訳あり

Disclaimer このブログは山崎富美の個人的なものです。ここで述べられていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。