2012年5月3日木曜日

ハングアウトと復興ハングアウトとアフリカと

●メディアとハングアウト

メディアのレポーターが行けない場所でも、Hangout 経由でその場所にいる人がスタジオとつないでテレビのニュースに出演。議論沸騰な議題について、市民も巻き込んで討論を行い、その様子をテレビでもネットでも中継。アメリカでは Hangoutがメディアによって色々な形で使われ始めています。そんな一端を紹介した動画。



●震災復興支援とハングアウト

日本でも色々な形で使われ始めていますが、先日被災地をつないで行った復興ハングアウトの動画がこちら。昨年の東日本大震災の被災地では、電気が使えなくなっていたのでテレビは見ることができず、ラジオが人々に情報を届け、地域をつないでいました。そこで、石巻・山元町・南相馬の災害FMの皆さんにご出演いただき、語って頂いたハングアウトのアーカイブ動画はこちらです。皆さんは現場を離れることはできませんので、ハングアウトでつなぎ、それぞれの状況について教えて頂きました。



●アフリカで Google+ API とハングアウト API を使ったハッカソンが。


以前、イスラエルが熱い!ということでブログを書いたことがありますが、最近熱いのが実はアフリカ。ネットがあまりつながらないところや、オフラインの場所でもテクノロジーを使ってできることは何なのかなどを実地でみんなが試している。

開発者も熱い。"Building more African Google+ applications" という記事にも紹介されていますが、アフリカの 3 つの GTUG が100人の開発者を集めて、Google+ API と Hangouts API を使ったアプリを作るハッカソンを開催。Google 社員や Google の VP である Nelson Mattos も参加。

Kampala 会場で開発されたアプリの一つは“Ndongo”で、複数の人が色々なラジオを聞いている状況で同じラジオをつけているGoogle+ の仲間が誰なのかを知ることができたり、一緒に動画を見たり、カラオケのように一緒に歌えるというサービス。Lagos 会場で開発された物の一つは、“Life Savers”。Public Data API を使って、あなたの気分を測るというサービス。Accra 会場では、ユーザーが Google+  のハッシュタグを見ることができる SMS クライアントを作り、デモを行ったそうです。

●アフリカの開発者が熱くなってきた


Google+ や Hangout に限らずですが、"African Developers Finding Success With Google Technologies"という記事でも見ることができる通り、アフリカの開発者たちが色々なサービスを作り、起業したりし始めています。先日行った NASA hackathon でも、ナイロビ会場は若者がわんさかいて、非常に熱かったです :) ナイロビの会場となった iHub は Ushahidi の Director of Operations & Strategy を務める Erik Hersman さんが 2010 年に設立したイノベーションハブで、エンジニア、デザイナー、起業家が集まる場所となっています。

例えば、Battabox はナイジェリアの開発者 Christian Purefoy さんと Yemisi Ilo さんによって作られたオンラインソーシャルテレビ・プラットフォーム。ナイジェリアの音楽、映画、ニュースやコメディ、料理情報などのコンテンツを持ちます。ユーザーがクラウドソーシングで動画を作れる機能も重要で、これは YouTube DirectGoogle App Engine のプラットフォームを使って開発。また、Android のスマートフォンからユーザーが直接動画をアップできる Android アプリも提供。



南アフリカでは、 携帯電話の通話時間を購入できる  Lula というサービスが開発されており、Google App Engine をバックエンドに使ったおかげでロバストでスピーディ、低コストにインフラを整えることができたとのこと。



Envaya SMS は Android 端末を SMS ゲートウェイに変えてくれる物で、東アフリカのたくさんの NGO が使っているそうです。SAF SMS は学校のデータマネジメントソリューションで、Google Web Toolkit を使って作られ、ナイジェリアでは 100 以上の学校で使われているとか。Serengeti Advisers というタンザニアのコンサルティング会社では、Google Chart Tools を使ってサイトにインタラクティブなグラフを表示しており、プレゼンテーションレイヤーには Google Web Toolkit を、バックエンドには Google App Engine を使っているそうです。

便利なテクノロジー・ツールを使って、アフリカの皆さんがイノベーションを起こしているというのは素晴らしいですね :D

そうそう、アフリカだけじゃないけど、このインフォグラフィックもぜひ見てみてください。 "Why Mobile Ads in Emerging Markets are the Future"キーワードは「次の10億人のお客さんはどこにいるのか」

一枚だけ抜粋:



 Disclaimer このブログは山崎富美の個人的なものです。ここで述べられていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。