2012年4月3日火曜日

第一回復興ハングアウト「被災地復興の挑戦と現実。ラジオが届けた情報と地域の絆」 #fukkohangout

東日本大震災の被災地では復興に向けた様々な活動が行われています。現地の皆さんも頑張っておられて、お店や商店街が復興してきていたり、NPOやボランティアの皆さんががんばっていたり。 

こうした活動を現地に行けない国内の皆さん、もしくは海外の皆さんにお伝えし、被災地が復興していく過程をもっと知って頂き、一緒に色々な形で応援して頂きたい。そんな考えから、「復興ハングアウト」というプロジェクトを始めました。 



復興ハングアウトは、「被災地住民の方、復興支援活動に携わる方々の生の声を伝える」ことをコンセプトに、Google+ ハングアウト On Air を使って、復興に係わる方々が現地の状況や復興に対する思いを伝えることにより、より良い復興へ向けた議論や交流を促す場です。(Google+ ハングアウト On Air とは、10 人まで同時参加が可能なビデオチャット機能であるハングアウトを、より多くの方に見ていただくために視聴者数無制限で一般公開するものです。)

NPO 法人リアルタイム地震情報利用協議会(REIC)さんがコーディネーターとなり、現地の各団体と活動が進めてくださっており、Google は Google+ ハングアウトの技術サポートを行っています。 (REIC さんは、防災科学技術研究所の関連の NPO 法人で、震災以来ずっと被災地を飛び回り、調査やアーカイブなど様々な活動をされている団体です。)

私は、2011 年の 4 月の頭に仙台・岩手を訪問した時、岩手でマグニチュード 7.4 の地震に見舞われました。直前までついていた電気・ガス・水道などは全て使えなくなりました。その結果、電気が必要なテレビを見ることはできなくなり、電話もつながらなくなりました。パソコンやスマートホンの電源の残りを心配しながらネットで連絡を取り、地元の情報収集は残っていたガソリンで移動しながらのカーラジオに頼りました。 被災地では情報収集がとても重要で、身を持ってラジオの大切さを思い知りました。 

第一回の復興ハングアウト On Air は、震災後に被災地域での情報共有に貢献した災害 FM 放送局に焦点をあて、現在も活動を継続されている、石巻災害 FM 放送(ラジオ石巻)山元町災害 FM 放送(りんごラジオ)南相馬災害 FM 放送の 3 つのラジオ局の方々にご参加いただき、「被災地復興の挑戦と現実。ラジオが届けた情報と地域の絆」と題してディスカッションして頂くことになりました。モデレータは、IT ジャーナリストの Nobi さんこと林 信行さんがつとめて下さいます。

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・日時: 4 月 4 日(水) 18:20-19:15(予定)
・テーマ: 「被災地復興の挑戦と現実。ラジオが届けた情報と地域の絆」 
・ご出演者:
  山元町災害 FM 放送(りんごラジオ) 代表 高橋 厚 さん 
  石巻災害 FM 放送(ラジオ石巻)  取締役相談役 鈴木 孝也さん
  南相馬災害 FM 放送 ディレクター 今野 聡 さん
  モデレータ 林 信行さん
・視聴方法:4 月 4 日(水)18:15 になったら、「復興ハングアウト」の Google+ ページにアクセスして、Google+ ハングアウト On Air の画面をクリックしてご覧下さい。
・質問方法:質問がある場合は、今回のハングアウト On Air のポストのコメント欄に質問をお書き頂くか、reic-hangout@googlegroups.com 宛にメールをお送りください。

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●各ラジオ局の位置関係


より大きな地図で 復興ハングアウト On Air 第一回 を表示

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  ●山元町りんごラジオの紹介

未曾有の震災から 10 日足らずで開局した山元町のりんごラジオ。毎朝の放送開始の第一声は「きょうは○月○日、震災から○○日目です」。そこには風化させないという強い思いがこめられています。このりんごラジオの設立に尽力されたのが、今回ご出演頂く東北放送の元アナウンサーの高橋厚さん。地元コーラスグループの歌、議会の生中継などラジオの機能を知る高橋さんならではの企画で地元の情報を地元に人たちに発信。「それがりんごラジオの使命」と高橋さんは力をこめて語ります。 また、高橋さんは、放送だけでなく記録の作業も行っていらっしゃいます。震災の記憶を忘れない、後世に伝えていくためにも体験者の声を音声と活字で残しています。

 震災当時の山元町の様子(写真提供:りんごラジオ)


山元町では、防災無線のアンテナが折れ、情報が発信できなくなっていたため、災害 FM の立ち上げが非常に重要だったそうです。そんな災害 FM 立ち上げ時のお話なども伺えればと思います。


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●ラジオ石巻の紹介

ラジオ石巻は平成 9 年に石巻市、東松島市を聴取エリアに開局、今年 15 周年を迎えます。東日本大震災後は臨時災害 FM 局として放送を行なっています。 同局は約 5 キロの内陸にあり、津波の被害を免れ、発災直後から市民の安否確認情報を放送し始めました。局には「家が流された」「助けて」など、多数のメールが届いたそうです。回線トラブルにより、一時は放送の中断を余儀なくされたものの、市内の公園に仮設スタジオを設け、災害放送を続けてきました。地域に密着した「ラジオ石巻」の実践は、災害時におけるラジオの重要性を再認識させてくれるものです。 

石巻市内にはまだ瓦礫が残っています。でも、この今瓦礫と「呼ばれている」物はすべて、この地で生活をしていた皆さんの、大切な物だったのです。(写真提供:ラジオ石巻)


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●南相馬災害 FM 放送の紹介

震災と福島第一原子力発電所の事故は、福島県浜通りにある南相馬市の状況を大きく変えました。昨年3 月には市民の 8 割が市外に避難、市南部の小高区は原発から 20 キロ圏内で、現在に至るまで立ち入りが厳しく制限されたままです。 南相馬市は平成 18 年に 3 市町の合併で誕生しました。原発事故で、合併旧 3 市町の境界をなぞるように 20 キロ圏内、20 から 30 キロ圏、30 キロ圏外へと"再分断"されてしまいました。そのような中での放送の苦労は、経験者にしか語れないものがあります。 南相馬災害 FM 放送は日本語、英語、中国語、韓国朝鮮語、タガログ語、ポルトガル語による被災地ボランティア情報も流しています。発足当初 2 人しかいなかったスタッフも現在は 10 人まで増え、人々の絆をつなげる放送を毎日続けています。

南相馬市役所、玄関前の線量表示機(写真提供:南相馬災害 FM 放送)



第一回復興ハングアウトの動画はこちらでご覧いただけます。



Disclaimer このブログは山崎富美の個人的なものです。ここで述べられていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。