2012年3月17日土曜日

Hangoutで、できること。

先日、「オバマ大統領が Hangout に」というブログ記事を書きました。

まだまだ実験的なサービスながら、それ以外にもたくさんの事例が出てきているので、紹介したいと思います。

なお、Hangout は一般公開されているサービスで、上限 10 人までの動画チャットができるサービスです。Hangout On Air はまだ一部の方にしか公開されていないサービスで、上限 10 人までが動画チャットをすることができ、かつそれを無制限の方々に生中継することができ、配信したコンテンツをそのまま自動的に YouTube にアップロードすることができるという物です。

シンガーソングライターの Daria Musk さん。リアルの世界では NY のバーで歌っていて、25 人ぐらいしかお客さんが来ない状態だったそうです。2011 年 7 月に Google+ を始めてみて、数人しかサークルされていない状態で Hangout を使ってライブをやってみようと" hangout 開始"を押し、誰もいないうひゃーという状態でも構わずライブをやってみたら「なんぞなんぞ」と次々と見に来る人が現れて、インドの人、オーストラリアの人など、世界中から人が集まってきて、嬉しくて 6 時間歌い続けてしまいました。Hangout には 10 人しか入れないので、みんなが順番に席を回してくれて、楽しんでもらいました。

一週間後の第二回 Hangout では、特別に "On Air" 機能をつけてもらった結果、100 カ国、9,000 人の人々が集まり、第三回は YouTube Live も使えるようになって、世界中から 200,000 人以上が見に集まってくれて、嬉しくて 8 時間も歌い続けてしまったそうです。

テクノロジーが時間を超え、場所を超え、人の可能性を広げてくれた素敵な事例だなと思いました :D

下記は、彼女が TEDxRainier でこのエピソードについて紹介した講演動画です。



東日本大震災の被災地からの声や、被災地を支援している方々の声を届けるというプロジェクトでも活用されています。

こちらは 2012 年 3 月 11 日に行われた「グローリー・プロジェクト#1~天まで届け!世界に届け!東日本大震災への鎮魂歌 - 日本各地をネットで結びゴスペルソングを~」というハングアウト On Air 企画。被災地復興支援と犠牲者追悼のため、「亀渕友香とVOJA」そして日本各地のクワイヤーグループが励ましと鎮魂の歌声を届けるもので、東京・仙台・京都の歌声が繋がりました。



こちらは2月に開催された、「遠く離れたところからもできる復興支援活動」をテーマに石巻を中心に活動される方々による Hangout 企画。震災 11 ヶ月後の石巻の街の様子はどうなっているのか、今求められている支援とは何か、そして遠くにいながらもできることは何かについて語られました。石巻のコワーキングスペース「石巻ビズカフェ IRORI」から「石巻2.0」の古山隆幸さん、「石巻復興バー」から復興バーマスター・ラジオ石巻パーソナリティーの松村豪太さん、そして東京から「RUN311」 の倉重さんと李さん、「おらほラジオ体操」の西根英一さんが出演。

一番怖いのはこのまま忘れ去られること、知られないこと。皆さんに関心を持っていただくことで、元気をもらって前に進める。




企業による利用も始まっており、トヨタさんが新しいコンセプトカーについて紹介する Hangout On Air 企画も行われました。動画は後日アップされるそうです。


もちろんうちのチームではたくさん使っていて、たとえば Android Developer Relations チームの事例はこんな感じ。素晴らしい Android 開発者の方に、インタビューをして彼らの経験をほかの開発者の皆さんにシェアして頂いている動画です。Solitaire Ultra / Firefrog Games の Reuben Scratton さんと Wind-up Knight / Robot Invader の Chris Pruett さんが出演しています。


Hangout の開発者向け API もかなり色々できるようになってきています。下記にて、SXSW で Google Village の Google Developer House で行われたライトニングトークで、Jonathan Beri が紹介している動画が参考になると思います。40分30秒ぐらいから始まります。




Disclaimerこのブログは山崎富美の個人的なものです。ここで述べられていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。