2011年1月17日月曜日

Japan Innovation Leaders Summitに行って来た

先日、Japan Innovation Leaders Summitに行ってきました。

下記写真を見てもわかるとおりそうそうたるメンバー。Amazon Japan 渡辺さん/玉川さん、Gree田中さん/伊藤さん、DeNA守安さん/松信さん、Yahoo Japan 明石さん/角田さん/吉田さん。。。そして何より MIT 石井先生!

Japan Innovation Leaders Summit
Photo by kawanet

石井先生の講演のUstreamの録画が一部残っているので掲載しておきます。





Music Bottlesの動画



G-speakの動画



Togetterまとめ




本イベントからではないのですが、いくつかインタビュー記事。

2006年4月のインタビュー「39歳でMIT教授に転身。まったくのゼロから「タンジブル•ビッツ」を生んだ石井裕
2008年2月のインタビュー「何故?問い続ける石井裕MIT教授のエンジニア哲学
2010年9月のインタビュー「ソーシャルテクノロジーの近未来

石井先生語録抜粋。

「私はよく「2200年」という未来を軸にしてモノを考える。2200年には、私はもちろん、今の若い世代もみな死に絶えている。しかし、未来は私たちの死を超えて無限に広がっています。2200年に生きている人類に、私たちは何を残すのか、どう思い出されたいのか。そこまで考えると、本質的なことをやらなければならないことに、誰もが気づくはず。一過性の、すぐに廃れてしまうようなものばかり作ってもしょうがないのです。

「100mトラックを人より速く走る事は、真の競創ではない。誰も分け入った事の無い原野を一人切り開き、まだ生まれていない道を、一人全力疾走すること、それが競創だ。そこには観客も審判もストップウォッチも存在しない」

「細かい事に注目しないで、本質を見極める事がとても大事。更にユーザー側の視点で構築して行くことが大事」

出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は誰も打てない

やってしまえばよい。後で文句を言われたら謝ればよい

優れた問いを問い続けることも欠かせない。Why?を何百回と繰り返せば最後は哲学のレベルにまでいく。哲学、オントロジー(存在論)の高さまで自分の問いを研ぎ澄ませ、結晶化させること。その訓練が大切です。」

「研究の駆動力になるのは、なにより独創です。すでにある問いについて答えを出すことはあまり意味がない。大事なのは、誰も問うたことのない問いを発することだ」

未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」by アラン・ケイ

「君が取り組んできた研究の面白さはわかった。でも、MITでは同じ研究は絶対に続けるな。まったく新しいことを始めろ。人生は短い。新しいことへの挑戦は最高のぜいたくだ」 by ニコラス・ネグロポンテ

MITのテニュアの基準:「世界にインパクトを与えたか」「パイオニアとして新しい分野を切り開いたと世界が認知したか」「その分野が本当に人類にとって重要か

ちょっと長いですが上記記事より引用。ソーシャル時代に求められるエンジニアについて:

 単にコードが書けるという狭い意味でのエンジニアの役割は大きくはないでしょう。コミュニティを育てるのは、高機能デバイスを作ったり、デジタルカメラの解像度を高めるという、従来の意味でのテクノロジーではないからです。
 コミュニティが炎上したときにどう対処すればいいか。コミュニティが健康(ヘルス)を保ち、常に活性化するためには、どういう仕掛けをすればいいか。コミュニティ内のルールやモラールを維持するためには、どうすればいいか。そのためにはどういうデータをどう集めて、どういう手を打てばいいのか。ときには社会心理的な知見を踏まえながら、そうしたテーマに取り組むことが必要です。
 そこでは、エンジニアというよりは、むしろヒューマンリソースを扱うプロである人事部に似たセンスが必要かもしれない。そういうセンスをもっていて、なおかつアプリケーションやプラットフォームのデザインができ、なおかつテクニカルな実装もできる。ソーシャルサービスでは、そういうキャパシティの広いエンジニアが求められています。
 これはオープンソースの開発プロセスと、実はよく似ている。Linuxでもなんでも、みんなが勝手にコードを作って、勝手に結合しても、プログラムが動くわけはない。きちんと規格を管理して、それを検証し、認証する中央集権的な構造が不可欠なのです。コミュニティの階層的な構造を踏まえ、メンバーにどのように権限を与えていくのか。そういうことも含めてデザインできないといけません。

石井先生、講演者の皆さん、スタッフの皆さんありがとうございました!素晴らしいイベントでした。

新たに家宝を授かりました↓精進します!

Japan Innocation Leaders Summit

Disclaimerこのブログは山崎富美の個人的なものです。ここで述べられていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。