2010年10月24日日曜日

超抜粋 from アップル、グーグル、マイクロソフト 第6章クラウドでも出遅れた日本

アップル、グーグル、マイクロソフト 〜クラウド、携帯端末戦争のゆくえ〜
。。。という本を読みました。



目次
1章クラウドとは
2章クラウドの古さと新しさと主要企業
3章マイクロソフトの戦略 ウィンドウズアズール
4章グーグルの戦略 グーグルアップエンジン
5章アップルの戦略 iTunes
6章クラウドでも出遅れた日本

メインの1章〜5章は読んで頂くとして、ブログに書きたいのは6章の件。

以下超抜粋。

日本の企業も頑張ってはいるが、頑張る方向性が海外の企業と異なる。日本企業が腐心するのはルールが与えられた時に、あくまでその枠内で最高を目指すこと。あらかじめルールという縛りがないと、思考がスタートしない。

日本企業は重要な国際基準を定める集まりにあまり人を出さないが、 本気で世界を狙う企業は、ルールの策定に積極的に介入し、自分に都合良くルールをいじり、作っていく。お行儀よくルールを守っているだけでは勝つことはできない。「現行法とのすり合せが」などと言っているうちに、世界は別のルールを決めてしまい、日本は他人に都合良く定められたルールの中で、不利なゲームを戦うことになる。それが嫌なら、ルールを作る場に関わっていかなければならない。


(そういえばオリンピックのフィギュアのレギュレーションの話でもそんな話題になりましたね。)

クラウドを指して「黒船」だと表現する記事があるが、そもそもクラウドが登場し始めた頃、 「どこの国に情報が保存され、演算が行われているかわからないのでは、各種法制度に抵触する危険がある」という懸念はどこの国の人も持っていた。それに対し、 日本のメーカは「だから企業、特に基幹業務では利用が難しい」といい、アメリカのIT企業は「だったら米国政府向けには米国内だけの処理能力を使うメカニズムを構築し、国をまたぐデータセンターのデータ取り扱いに関する国際的なルールも作ってしまい、海外にも進出してビジネスチャンスを作ろう」というアプローチの差が出た。

ITを使う目的は利用者を幸せにするためである。それ以外に、ITに意味などない。だから、この目的に合致しないルールは時には壊してみる必要があるのだろう。少なくとも、今あるルールを疑ってかかる態度は常に必要である。


(過去にも色々ありましたよね。検索エンジンを日本国内のサーバでは運用できないとかね。ケンコーコムの件とか。対面じゃないとダメなので医薬品のオンライン販売はできないとかいう話でね。優良な企業がシンガポールに行ってしまうわけです。)

今後の活路として岡崎さんはガラパゴスを逆手に取るという提案をしています。ガラパゴスや独自路線は必ずしも悪い物ではなく、例えばiPhoneは独自路線だからこそ作れた。だったら日本もガラパゴスで培って来た高い性能や多様な機能を使って例えば「日本製の携帯機器だからこそアンドロイドの魅力を100%引き出せる演出」をしてはどうかと書いています。

最後の一行も引用。

ジョブズの言う、「ハングリーで、バカな」企業や個人だけが、新しい次代を担う資格を持つだろう。


Disclaimer

このブログは山崎富美の個人的なものです。ここで述べられていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。