2010年5月8日土曜日

TEDxTokyoスピーカー紹介4:土井香苗さん

TEDxTokyo大盛況で終わりました。ありがとうございました!
写真と動画をアップデートします。

日本で「弁護士」というとすごい!という反応が返ってくる。でも、日本で「人権アクティビスト」というとヘルメットにマスクをした「言うことを聞かない人」だと思われてしまう。しかし実際にアクティビストとは何をやっているのか。土井さんは人権問題について知ろうと、エリトリアに「法律制定ボランティア」として参加し、理由無く迫害を受けていた多数の難民たちの実状を目に。人権を守るためには政府を助けているのではだめで、「人」を助けなければならないと悟った土井さんは、難民受け入れに対して保守的な日本政府に対してロビー活動を行うように。

世界の難民の数は4200万人。日本はGDP 2位なのに助けた難民は少なく、1997年はたった一人!土井さん達が10年間難民救済に向けた活動をしてきた結果30倍になったけれど、それでもたった30人。まだまだやることは多い。日本の政府は世界中の国にお金を配っているので、その時に人権保護を交換条件として提示して欲しい、と土井さんのメッセージ。


20100515_TEDxTokyo_157

(Photo by TEDxTokyo)



日本語版はこちら


TEDxTokyoのスピーカー紹介、四人目は国際弁護士で土井香苗さんです。

土井さんは東京大学法学部在学中に司法試験に合格した後、アフリカのエリトリアでの法律制定ボランティアに携わりました。その後日本に戻って弁護士として難民支援などを行います。更に国際法を学ぶためにニューヨーク大学のロースクール修士課程に留学し、ニューヨークの人権NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(以下HRW)」に参加。現在はHRW東京オフィスのディレクターを務めています。

世界では、人間が国家から理由なく殺されたり、恣意的に逮捕されたり、表現の自由が守られていなかったり、様々な人権問題が起きています。HRWでは、世界80カ国のそういった人権状況を調査し、そこで起こっている問題の解決を目指してアドボカシー(政策提言・ロビーイング)を行っています。

土井さんがHRWのニューヨーク本部で働き始めたとき、HRWからは「日本の外交が世界中の人権問題を解決するために何ができるのか、そのために日本政府にどう働きかければいいのかということのほうに興味がある」と言われたそうです。日本での政策提言・ロビーイングは簡単ではないと思いますが、土井さんはそうした活動もされています。

土井さんには2008年1月にセミナー講師としていらして頂いたことがあります。その時の動画がこちらです。今回も楽しみにしております♪




<土井香苗さんのプロフィール>

国際法律家、人権運動家

一昨年に土井は、ニューヨークに拠点を構えるNGO、ヒューマン・ライツ・ウォッチに働きかけ、アジアで2番目となる東京にオフィスを開設しました。それ以来、被援助国が日本に求めているのは財政的な支援ばかりではないこと、つまりは世界中で権利侵害に苦しむ人々が日本のリーダーシップに期待していることを必死で地方政治家や政府官僚に訴えかけながら、東京オフィスの代表として独力でこの団体の活動を取り仕切ってきました。彼女はメディアを通じて様々な情報を伝え広め、外国政策に関する提言を日本政府に行います。また同時に民間からの財政的支援も求めています。難民法、移民法、憲法、刑事裁判の弁護を得意とする弁護士として、メディア向けの記者会見を数多くこなし、これらの問題に関する論評を発表してきました。東京大学法学部卒。ニューヨーク大学ロースクールで国際法の修士号を取得。



インタビュー記事「人権」を守る「国際貢献」
Japan Times記事 HRW chief working to change diplomacy
ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京オフィスのサイト
ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京オフィスのブログ
Human Rights Watch(本部)のサイト(英語)
Twitter @kanaedoi