2010年5月9日日曜日

TEDxTokyoスピーカー紹介10:山海嘉之さん

TEDxTokyo大盛況で終わりました。ありがとうございました!
動画・写真をアップデートします :)

今回は3体のロボットスーツ「HAL」を3体も持ってきてくださいました!立ち上がろうとすると、その脳波を感知して、ロボットが体を立ち上がるようにアシストするというもの。車いす生活になって歩けなくなってしまった人も、もともと歩けなかった人も、足を失ってしまった人も、歩けるようになったり階段を登ったりできるようになる。すごいです!

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TEDxTokyo 2010-27
(Photo by TEDxTokyo)



日本語版はこちら

今回は会場内やランチタイムの場所でもHALをつけた方が歩き回って、写真を撮ったり質問をしたりさせてくださいました。貴重!

潮風公園でさわやかなHAL。

TEDxTokyo

アップ。

TEDxTokyo

コントロールはこちらで。人によって筋力が違うので、これでコントロールできるのです。よってHALは一体あれば、長さや強さを調節して色々な人(小さなおばあさんでも大きな若者でも)が使うことができるそうです。

TEDxTokyo

ところで、HALは脳波を感知して体を動かすじゃないですか。どうやって脳(頭)にセンサーをつけてるのかなと思いませんでした?その秘密がこちら。この黒いケーブルが体の皮膚にぴたっとついていて、そこから微弱な信号を受け取っているそうなのです。頭じゃなくて足の皮膚から取ってるんですって。びっくり!!!

TEDxTokyo

TEDxTokyoスピーカー紹介10人目は大学教授、ロボット研究家の山海嘉之さん。ロボットスーツ『HAL』で有名なあの山海先生です。

このHALに何がすごいって、「人間の脳が筋骨格系を動かそうとするときに流れる微弱な生体電位信号を皮膚表面で検出し、その動きをサポートするために『ロボットスーツ』が動くという仕組み」つまり体がもう動かなくなってしまった人や腕の力が弱い女性が脳で「足を上げたい」とか「持ち上げよう」と考えるとその信号がHALに伝わり、自分の体では足を上げたり物を持ち上げたりできなかったとしても、体につけたロボットスーツがそれをやってくれるというもの。

普通:脳→脊髄→自分の体を動かす→その情報が脳に戻る
HAL :脳→脊髄→体に装着しているHALが自分の体を動かす→その情報が脳に戻る


つまり、コントローラーがあってロボットスーツを動かすのでもなく、手で動かしてロボットスーツを動かすのでもなく、脳から直接動かす命令がでるわけです。

2008年に初めて山海先生の講演を聞いた時に書いたブログがこちら。不可能を可能にするって、本当にすごいことだと思います。

「ロボットスーツにかける思い」山海先生のインタビュー

HALのデモ動画。



音声が消えているけれどHALの説明動画。




山海先生は日経ビジネス「チェンジメーカー オブザイヤー 2010」にも選ばれたそうです。おめでとうございます!


<山海嘉之先生のプロフィール>

大学教授、ロボット研究家

今は亡き偉大な作家アイザック・アシモフならば、ロボット工学のパイオニア山海博士にほれ込むに違いありません。アシモフの名著『われはロボット』や漫画『サイボーグ009』など未来を舞台にした作品と共に成長した博士は、SFの世界を現実にしたようなサイボーグからヒントを得たロボット「ロボットスーツHAL(Hybrid Assistive Limb)」を開発しました。人が筋肉を動かそうとするとき、微弱な生体電位信号が皮膚表面に漏れ出してきますが、HALはこの信号を読み取るのです。博士は、HALが将来的に障害者や高齢者が自由に動くための助けとなり、また、全ての人の身体機能の向上につながることを願っています。人類にとって有益な技術開発のみを行い、軍事利用やその他破壊を目的とする開発は行わないことを明言しています。2004年、HALを製品化する計画の一端として、筑波大学を通じてベンチャー企業のサイバーダイン株式会社を設立しました。


山海嘉之博士のTEDxTokyoでのスピーチは5月15日 11:15です。ぜひ、ご覧下さい。
ストリーミングはこちらで: http://tedxtokyo.com/ja/

サイバーダイン社のサイト