2010年5月3日月曜日

焼津れぽその5-一次産業大事!というお話

ちなみにこちらは水揚げの時に使われていた機器です。釣ってきたお魚を船から移動して、お魚の種類や大きさでソートして、市場で売るのです。

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おとなりの第二たいよう丸。近海漁業なので、右舷付け。第十八常磐丸は遠洋漁業なので左舷付けです。

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遠くに見えた船は家紋の旗をつけているようでした。

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第八十五稲荷丸。こちらはカツオの一本釣りをするそうです!

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晩御飯ももちろんお魚!焼津駅から徒歩5分ぐらいの「居酒屋まんさく」さんで頂きました。美味しかったです~♪

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ご飯を食べながら、「通信も大事だけど、なくても死なない。でも、ご飯を食べられなかったら人間は生きていけない。一次産業って大事なんだよね」という話をしてました。第十八常磐丸とその漁師さん達は、725トン分もの食糧を日本人の食卓に届けてくれたわけです。陸に帰ってきてからも漁師さんたちは水揚げやら修繕やらで大忙しでしたが、遠洋に出たら船がお魚でいっぱいになるまで帰ってこれません。レーダーや双眼鏡など色々な手段を使ってお魚を探し、船の中も至る所にお魚を貯蔵できるような設計になっています。ロープの太さやワイヤーの太さ、扉の厚さ、とにかく何を見ても力がいる仕事なのがわかります。実際お会いした漁師さん達もガッチリした体つきで、かっこよかったです。大変なお仕事だと思いますが、がんばってください!

そしてその漁師さんたちを支える元同期のお仕事も大変。第十八常磐丸以外にも船は二隻あるので、それらのオペレーションで一日中電話は鳴りっぱなし。逆に言えば彼を必要とする仕事は(ゴールデンウィーク中でも)たくさんあるわけです。例えば遠洋漁業の乗組員さんは1/3や半分ぐらいは外国人の人に乗ってもらうそうで、彼らの派遣エージェントから健康診断のスケジュールについての電話が入ったり、別の船の船長さんから連絡が入ったりと大忙し。そのバリバリとした活躍ぶりに舌を巻いてしまいました。NTTを退職して、IT系の仕事に就く人は非常に多いけれど、全く畑の違う漁業に就いて、これだけバリバリ活躍できるってすごい。しかも、遠洋漁業は世界各国との調整が必要なので、海外での国際会議にも船主として出席していて、こないだはスペインに行ってたり。世界の漁業界での日本のプレゼンス向上はこういう人達にかかっています!ちなみにこういった会議には水産庁からも審議官が日本を代表して出席して、世界を相手にイニシアチブをとったりしているそうです。そういう会議で、カツオやマグロを捕りたい日本を含む漁業先進各国、資源面から必要以上の漁獲に警鐘を発している環境団体、そして漁場を提供した代わりに経済発展のきっかけをつかみたい資源保有国ということで色々なベクトルの思惑の調整が行われているわけです。そうやって地球規模で資源を守りつつも永続的に漁業ができるよう考えながら、それでも日々の漁はお魚をいっぱい獲って船を満隻にしてなるべく高値で買ってもらうということをやっていく。一回の漁で数千万円から1億円ぐらいの規模の売り上げなので、一回一回本当に真剣勝負です。しかも遠洋漁業はエンジンを動かすために石油がいるのですが、石油の価格高騰はコストを直撃します。「効率良く大規模農業、大規模漁業するためには、『石油』エネルギーが今のところ必須でさ。趣味のドライブに使う石油エネルギーと、食糧確保のために使う石油エネルギーは、どっちが大事?ってところね。」とのこと。というわけで美味しいご飯を食べましただけじゃなく、色々なことを考えさせられる一日でした。

Kさん、お忙しい中ご案内頂きまして、本当にありがとうございました!!これからもがんばってください。応援しています♪