2010年3月18日木曜日

Steve Rubelさん来日講演

EdelmanのSteve Rubelさんが来日されたということで、AMNのイベントに行ってきました。

プレゼン資料:



前日のラウンドテーブルを松村さんがtsudaっていたログ:



徳力さんとのパネル

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●Q 日本だと「軟式ツイッター」と言われる、企業をキャラクター化する手法が流行っている。加ト吉さんの親父ギャグとか。一方、大企業はチェックが入って、こういうことができず、つまらなくなる。つまらないからやらない方がよいのではという意見についてどう思うか。

A Twitterをやる恐怖がベネフィットより大きいならやるべきでない。その会社がまだTwitterをやる準備ができていないということだ。自分もバスケットボールのルールがわからなければバスケをやらない。企業も自分の限界を理解するべき。

ただし、Twitterをやらないリスクも理解すべき。Twitter上で自社について既に会話が起きており、やらないリスクの方がやるリスクよりも大きいなら、頑張ってやるしかない

●Q どのような企業、どのようなフェーズにあればが始めるべきか。マーケットシェアがある程度あったら始めるべきなのか?

A マーケットシェアで決めるべきではない。Twitterをやることで、そこに機会(opportunity)があるのか、会話が起きているのかで決めるべき。

●Q 日本では炎上が必要以上に怖がられている。アメリカのトヨタのカンバセーションのサイトはすごい。炎上している中に飛び込んでいる。これは日本だとやらないだろう。

A このサイトは、トヨタが顧客の声を聞こうとしている姿勢を見せたよい例だ。ただし、このサイトを作ったからといって顧客は戻っては来ない。このサイトは「始まり」にすぎないからだ。このサイトで、顧客の声を聞くことを通じて、その声をどのように実装していくかを顧客は見ており、それが実装されて初めて顧客は帰ってくる。人は「始まり」で評価するのではなく、「結果」で評価するのだ。

●Q ソーシャルメディアとマスメディアのどちらに注力すべきか

A「どちらか」という問題ではなく、全部やらなければいけない。重要なのはそれらをどうつなぐかだ。Facebook Connectや、Twitter @ anywhereはよい例だ。

●Q SteveさんのブログにはFacebookへのリンクが二つある。Facebook profileとFacebook fanpageだ。

A fanpageは本当はmicrositeと呼ぶべきもの。

どのチャネルでどのようにコミュニケーションすべきかは自分も色々実験してみている。Twitterユーザはテクノロジーが好きでリンクが好き。Facebookユーザはコメントはしないが見ている人が多く、テクノロジー系ではない。でも、Facebookで「上司からの友達リンクを承認すべきか」とかそういう質問をしてみるとコメントがたくさんきた。色々実験している。

●Q やらせについて。昨年、FTCから厳しい基準が出された。あれは機能しているのか?インパクトは?

A ツールを手に入れると、いいことをやる人も悪いことをやる人も出てくる。商品をもらってレビューを書けば商品を返さなくてよいという手法はよく使われている。

FTCのルールでは個人への罰則規定もあり、$5,000という重いものだ。冷え込みを心配する声はある。

●Q ソーシャルメディアで広告会社は何で収益をあげているか?

A ソーシャルメディアのツールは無料。でも、「時間」と「専門知識」は無料ではない

自分は洗濯のエキスパートではないので洗濯のおばさんにお金を払って洗濯をやってもらってる。同様に、ソーシャルメディアのエキスパートではない人はエキスパートにお金を払って「時間」と「専門知識」を提供してもらう。「時は金なり」。クライアントの時間を節約してあげている以上は、その「時間」に対して対価をもらうのは正当なことだ。

●Q 中小企業で上手くソーシャルメディアを使っている例はあるか?

A EvernoteやMintはうまく使っていると思う。中小企業は大企業にはできないような、きめ細かさやスピードといった武器がある。


●動画もあります!



その2 その3